みかん時々坊っちゃん

書評、時事ネタを主に書いていきます。

ダライ・ラマ「転生活仏」を廃止するか検討中

2秒後にジャンプします。
ジャンプしない場合は、下記のURLをクリックしてください。

http://mikantokidoki.com/dalailama-under-consideration-for-reincarnation

チベット仏教の僧侶がロシアから国外追放命令!? 中国も関与か?

2秒後にジャンプします。
ジャンプしない場合は、下記のURLをクリックしてください。

http://mikantokidoki.com/tibetanlama-departure-order-from-russia

仏教徒多い国ランキングトップ10

2秒後にジャンプします。
ジャンプしない場合は、下記のURLをクリックしてください。

http://mikantokidoki.com/many-buddhists-country-ranking-top10

釜堀浩元師が堂入り達成!? 天台の壮絶な修行「堂入り」とは何か?

2秒後にジャンプします。
ジャンプしない場合は、下記のURLをクリックしてください。

http://mikantokidoki.com/kamabori-achievement-of-douiri

「釜堀浩元師」堂入りの行を終えて当行満阿闍梨へ

2秒後にジャンプします。
ジャンプしない場合は、下記のURLをクリックしてください。

http://mikantokidoki.com/kamabori-to-ajari

羽海野チカによる言葉の世界「3月のライオン」名言選(1)

泳いで

泳いで

泳いで 泳いで 泳いで

泳いで 泳いで 泳ぎぬいた果てに

やっと辿り着いた島

ここまで来ればもう大丈夫だ

ここにさえ着けば・・・

ここにさえ居続けられれば・・・

あれもこれもと多くを望まなければ

停滞を受け入れてしまえば

思考を停止してしまえば

もうここはゴールで

そして

嵐の海に飛び込んで

次の島に向かう理由を僕は

もうすでに

何一つ持ってなかった

 

桐山 零ー「羽海野チカ、『3月のライオン』、第2巻」

 

頭では わかっているのに

動けないのは何でだ

「勝つ理由が無い」とかいいながら

負けると

苦しいのは何故だ

中途半端だ

僕は

何もかも・・・

 

桐山 零ー「羽海野チカ、『3月のライオン』、第2巻」

 

 ーー知らん

知るもんか・・・

勝った時は

叫び出す程 嬉しくて

負ければ

内臓を泥靴で

踏みにじられるように

苦しくて

世界中に

「生きる価値無し」と

言われたような

気持ちに

さいなまれた・・・

なのにっ・・・・・・

それなのに

辞められなかった

この気持ちを

そんなっ

言葉なんぞで

いい表せるものかっっっ

 

松永 正一ー「羽海野チカ、『3月のライオン』、第2巻」

 

あああーー

ーーーっっ

ーーーっっ

みんなオレのせいかよ!?

じゃ

どーすりゃ

良かったん

だよっっ

ふざけんなよ

弱いのが

悪いんじゃんか

弱いから

負けんだよっっ

勉強しろよ

してねーの

わかんだよ

分かってるけど

できねーとか

言うんなら

やめろよ!!

来んな!!

こっちは全部

賭けてんだよ

他には何も

持てねーくらい

将棋ばっかりだよ

酒呑んで

逃げてんじゃ

ねーーよ

弱いヤツには

用はねーん

だよっっっ

 

桐山 零ー「羽海野チカ、『3月のライオン』、第2巻」

 

戦う理由が無い

と言いながら

本当は

身の内に

獣が棲むのを

知っている

まわりのモノを

喰いちぎってでも

生きていく為だけに

走り出す獣

戦いが始まれば

どうしても

生きる道へと

手がのびてしまう

誰を不幸にしても

どんな世界が待っていても 

 

桐山 零ー「羽海野チカ、『3月のライオン』、第2巻」

 

自分のひとりぼっちに

気をとられ

誰かのひとりぼっちに

気づけないでいた

まむけな僕に

除夜の鐘は

しんしんとふりつもり

大きな河みたいにゆっくりと

新しい都市がやって来ようとしていた

 

桐山 零ー「羽海野チカ、『3月のライオン』、第3巻」

 

この古い家が

時間と みんなと 全部を

そして 僕のことまで

そっと包んで まどろんでいるような気がした

ーーそうして僕は

眠りにおちた

いったい何年ぶりか

わからないくらい

深くてやわらかな

眠りだった・・・・・・

 

桐山 零ー「羽海野チカ、『3月のライオン』、第3巻」

 

風が鳴り

ハープ橋が悲鳴を上げる

あの時はただ

為す術なく

殴られるばかりで

ひとつの傷も

返せなかったけど・・・

盤上でまで

ただ殴られてる訳には

いかないんだよ

 

 桐山 零ー「羽海野チカ、『3月のライオン』、第3巻」

 

あー もー

泣くな

泣くな

しきり直しだ

俺も お前も

一からな

 

三角 龍雪「羽海野チカ、『3月のライオン』、第3巻」

  

特別対局室から

暗いろう下を

つたわって

2人の気配が

この部屋まで

滲み込んで

来る気が

した・・・

何だ?

どこが・・・

何が違うんだ?

一手一手に

どうしてこんなに

ひき込まれる?

懸けて来た時間の長さか

積み重ねた経験の厚さか

ひきかえにして来たものの重さか

それとも

それ全部か

ーーそうだ これは

自分を信頼している人間同士の

戦いなのだ

 

桐山 零ー「羽海野チカ、『3月のライオン』、第3巻」

 

僕は・・・

ーーこんな

身を投げるように

「勝ち」を取りに行った事が

あるだろうか

絞り出すように・・・・・・

そうだ・・・

島田さんの居る場所は

遥か遠い場所

無傷では決して

辿り着ける

わけもない世界

僕が

「勝つ理由が無い」とか

「なのに負けるとくやしいのはなんでだ」

とか言いながら

目を背けていた

世界

ーーその果てを彼は

独り

両足をふみしめて

往く人

なのだ

 

桐山 零ー「羽海野チカ、『3月のライオン』、第3巻」

 

何も 変わりませんでした

出席も

ギリギリで

部活も入らず

順位戦

停滞して

何の成果も

出せなかったけれど・・・

でも

進級できた事は先生の・・・

先生のおかげです

ありがとうございました

 

桐山 零ー「羽海野チカ、『3月のライオン』、第4巻」

 

・・・・・・

よせよ

「成果が無かった」

なんて・・・

そんな事いうなよ・・・・・・

働きながら

学校にも通って

自分で飯作って

洗濯してゴミとか出して

戦って

お金稼いで

家賃払って

ーーオレが17歳の頃は

「もしかしたら 結構 自分はスゴイヤツになるんじゃないか」

なんて

根拠の無い

夢とか

見ながら

ゲーセン行ったり

マンガ読んだり

友だちと遊んだり

テレビ見たり・・・

家賃の心配も

貯金した事無かった

そうじも

飯の支度も洗たくも

した事無かった

何も成果が無かったなんて言うなよ

がんばってたよ

俺は見てたよ

 

林田 高志「羽海野チカ、『3月のライオン』、第4巻」

 

しかし

「縮まらないから」

といって

それが

オレが進まない

理由にはならん

「抜けない事が

あきらか」だからって

オレが「努力しなくていい」

って事にはならない

 

島田開羽海野チカ、『3月のライオン』、第4巻」

 

棋士になれなくて

田舎に帰った

自分

全てを賭けて

ここまで来ても

4タテくらいそうな

自分

どっちが

悪夢か

とことん

味わって

やろうじゃないか

 

島田開羽海野チカ、『3月のライオン』、第4巻」